青汁とは

青汁と聞くと、葉物野菜を絞った緑色のドリンクを思い浮かべる方が多いと思います。

でも実は、青汁にはこれといった定義はなく、使用する原料にもとくに決まりはないため、青汁と名の付いた商品であっても摂れる栄養素は異なります。

そんな青汁ですが、古くから多くの人に健康維持のために活用されていて、日本最古の医学書にもその記述があるといいます。

また青汁は、戦中戦後の食糧不足の時代には栄養補給としても役立てられていました。

現代と違って昔は、廃棄される葉を活用して青汁が作られていたそうです。

青汁は野菜不足な現代人におすすめ

食生活の欧米化が進み、日本人の野菜不足も深刻化しつつあります。

厚生労働省が推奨している1日に摂るべき野菜の摂取量は350g。

野菜350gとはどれくらいかというと、ほうれん草のお浸しや野菜サラダ、野菜スープなど、野菜中心のおかずや汁物を1日に5皿食べる必要があります。

それもさまざまな種類の野菜をバランスよく摂らなければなりません。

人間のカラダが野菜不足になるとどうなるか、ご存じですか?

  • 食物繊維が不足し腸の働きが低下し、腸内で悪玉菌が増えて善玉菌が減るため、「便秘」になりやすくなる。
  • 美肌に必要な栄養素ビタミンA・C・Eが不足し、「肌荒れ」や「肌の老化」が進む。
  • ビタミンB2・Cが不足し、「口内炎」ができる。
  • ビタミン群が不足し白血球の働きが低下すると、「免疫力が低下」する。
  • カリウムが不足し、「高血圧」「動脈硬化」の可能性が高まる。
  • 葉酸が不足し精神が不安定になると、「うつ病」になりやすくなる。
  • ビタミン群、ミネラル、食物繊維が不足し、糖尿病など「生活習慣病」になるリスクが高まる。

野菜のパワーは、私たちが健康や美容を維持するために本当に欠かせないもの。

だからこそ、いま青汁を活用する人が増えているのです。

青汁を飲むメリット

青汁なら、野菜が不足しがちな現代人が積極的に摂るべき栄養素を、毎日手軽に摂ることができます。

青汁を飲むメリットは大きく分けて3つあります。

  • 健康維持のため
  • 美容のため
  • ダイエットのため

また青汁は、食事量の少ない子供や、食の細くなったご高齢の方の栄養補助食品としてもおすすめです。

健康維持のため

青汁の原料となる葉物野菜には、食物繊維やβ-カロチン、ビタミンEが豊富に含まれています。

食物繊維にはコレステロール値を抑える働きがあるため、肥満や糖尿病、高血圧の予防に効果的です。

またβ-カロチンにはがんを予防する働きがあるといわれ、またβ-カロチンから生成されるビタミンAは動脈硬化予防に役立つとされています。

さらにビタミンEには高い抗酸化力があり、血のめぐりや細胞に働きかけ、生活習慣病にも良い影響をもたらします。

美容のため

青汁には、ニキビや肌荒れが気になる方や、美白をめざす方が積極的に摂りたいビタミンCやβ-カロチン、ビタミンEが豊富に含まれています。

ビタミンCは、加齢とともに低下する肌の弾力感やニキビ跡・シミの予防に役立つ成分。

β-カロチンは、肌を健やかな状態に保って美肌へと導いてくれます。

またビタミンEは血行を促してターンオーバーを正常化する、アンチエイジングに欠かせない成分です。

ダイエットのため

青汁には食物繊維が多く含まれているので、ダイエットや便秘にもうれしい結果をもたらしてくれます。

食物繊維は、不要な物質や老廃物を体の外にスムーズに排出することで、善玉菌の数が減っていた腸内環境を整え、便秘を解消してくれます。

また、糖質を吸収しにくくする働きもあるので肥満予防にも期待できます。

さらに青汁には、カリウムも豊富なので、顔や身体のむくみをすっきりと解消してくれます。

効果的な青汁の選び方

効果的な青汁の選び方

健康意識の高まりを受けて、さまざまな種類の青汁が販売れるようになりました。

使用されている原料によって摂れる栄養素の種類も量も異なりますし、製法によってはカラダへの吸収率も違いますので、パッケージなどに記載されている全成分表記などをしっかり見極める必要があります。

また青汁は続けて飲むことでより効果を実感できるものなので、原材料だけでなく、自分が摂りやすい形状、味、価格にもこだわり吟味して選ぶと良いでしょう。

原材料で選ぶ

昔の青汁は、捨てられている葉を活用して作られるのが主流でしたが、現在は青汁のために厳選された栄養価の高い葉物野菜が用いられています。

市販されている青汁の素材としてよく使用されているのは、栄養価が圧倒的に高い大麦若葉、ケール、明日葉の3種類です。

一般的な青汁には、この3つのうちのどれか1つが必ず配合されています。

ケール

【とくにヘルスケア、生活習慣病の予防におすすめ】

  • 特長:栄養価の高さから、「野菜の王様」と呼ばれている野菜。独特の苦味、エグ味がある。
  • 主な栄養素:食物繊維、葉酸、カルシウム、ルテイン、β-カロチン、ビタミンC・E、メラトニンほか。
  • 期待される効果:抗がん作用、ニキビ・シミ・くすみ肌の再生、アンチエイジング、肥満防止・ダイエット効果、目の健康を保つ効果、歯や骨を強化、血糖値を下げる、睡眠サポートなど。

明日葉

【とくにダイエットにおすすめ】

  • 特長:日本原産の野菜。かつては不老長寿の薬として重用された。独特の香りがする。
  • 主な栄養素:食物繊維、ビタミン群、カルコン、ミネラル、クマリンほか。(※カルコンは明日葉特有の希少な栄養素)
  • 期待される効果:抗酸化作用、血栓予防、動脈硬化の予防、肥満・糖尿病など生活習慣病の予防、脂肪燃焼の促進、むくみ改善、血液循環の促進、便秘解消、食べ過ぎ防止など。

大麦若葉

【とくに美容・アンチエイジングにおすすめ】

  • 特長:麦味噌や麦ごはん、水あめの材料として古くから親しまれている。
  • 主な栄養素:SOD酵素、葉緑素(クロロフィル)、食物繊維、ビタミン、ミネラル、カテキンほか。
  • 期待される効果:抗酸化作用、抗ガン作用、生活習慣病の予防、肌の老化予防、眼精疲労対策、むくみ・冷え・貧血の改善、抗ストレス作用、など。
  • タイプで選ぶ

    ひとことで青汁といっても、その形状は実にさまざま。

    もっともポピュラーなのは粉末タイプの青汁ですが、そのほかにもサプリメントのように粒になった青汁や、液体状の青汁などがあります。

    青汁を摂るタイミングやライフスタイルに合わせて、自分が無理なく摂り続けられるタイプの青汁を選びましょう。

    粉末タイプ

    市販されている青汁の中でよく見かけるのが、この粉末タイプ。

    粉末化された青汁を水やお湯に溶かして飲みます。

    1回分量ずつ分包されたスティックタイプのものが多く、かさばらないので職場や旅行先にも携帯しやすく便利です。

    原料となる青汁を高温処理して粉末化したものと、急速冷凍(フリーズドライ)して粉末化したものがあります。

    最近は青汁特有の味や香りをなくして飲みやすくするために、製造過程でフレーバーを加えたものも多くあります。

    粉末タイプの青汁は、牛乳やジュース、ヨーグルトに混ぜるなど、飲み方を工夫しやすいのも特長です。

    粒タイプ

    青汁を固めて錠剤にした青汁サプリメントも登場しています。

    青汁ならではのエグ味や苦味、においを感じることなく飲めるので、野菜が苦手な方も飲みやすいタイプです。

    水に混ぜたりする手間もなく、青汁の栄養をパパッと摂取できるので、忙しい方にもおすすめです。

    液体タイプ

    液体タイプの青汁には2種類あります。

    1つは紙パック入りの青汁で、コンビニやスーパーなどで購入できます。

    青汁の飲みづらさを解消するために糖分などで甘さを調整しているものが多いので、飲みすぎるとカロリーが気になります。

    成分表をよく見てから買うことをおすすめします。

    また、賞味期限にも注意してくださいね。

    液体タイプのもう1つは、冷凍パックの青汁です。

    絞った青汁をそのまま冷凍しているので、新鮮な青汁を飲むことができるのが良い点です。

    ただし、青汁特有の味や香りもそのままですので、苦手な方は選ばない方が賢明です。

    味・においで選ぶ

    青汁といえば、「マズイ!」という印象がありますよね。

    あの青汁特有の香りや苦み・エグみは、ケールからきているようです。

    大麦若葉や明日葉はケールに比べれば香りも味も控えめですが、無味無臭というわけではありません。

    でも最近の青汁は飲みやすさも随分改善され、必ずしも『良薬口に苦し』ではなくなってきています。

    毎日摂り続けるためにも、自分が無理なく続けられる味・においにもこだわって選んでください。

    その他のこだわりポイント

    青汁は健康的なカラダづくりや美容のために摂る栄養補助食品です。

    だからこそ購入する際には、原料であるケールや大麦若葉、明日葉の産地や、栽培時に使われている農薬の有無などもチェックしておきたいものです。

    防腐剤や添加物もできればないものの方が望ましいでしょう。

    また、自分が継続購入しやすい価格帯のものを選ぶことも大切です。

    高い青汁には高い理由が、安価な青汁には安価な理由があるので、それを見極め、納得した上で購入してください。

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